ひろしのイラン探検記

イラン留学していた時に本当のイランと出会いました。本当の暖かいイランを伝えたい、そんな一心で始めたブログです。

A day in Qom, Iran

こんにちは、ひろしです。イランに来てもう10日以上が経ちました。
きっと皆さんの中で普段は何をしているの?平日は何をしているの?と思われている方がいると思うので今日は僕が普段どのように1日を過ごしているのかお話ししたいと思います。

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僕はここイランに留学しにきているので平日はイランのアルムスタファ国際大学にて授業を受けています。面白いことにイランでは木曜日と金曜日が週末なんです。最初は少し違和感があったんですけど徐々に慣れてきました(笑)そんな週末はQom市の山を登ったり、ちょっと遠出してIsfahanに行きました。(また他の記事で詳しく書きますね!)来週はテヘランに行く予定で滞在中にはカスピ海を拝みたいなぁと思っています。

Hiroshi's Day Schedule

7:00a.m 起床、朝食

日本では学校や仕事は9時スタートが主流なんですけど、イランでは一般的になんと8時に始まるんですよね。朝に弱すぎる僕には辛すぎます。

8:30a.m 1限目開始
大学ではイスラム哲学や中東の国際情勢、イスラム思想における社会的正義論、イラン経済学などの座学だけではなく、イスラム建築やイランの伝統絵画や書道などと芸術的な科目を学んでいます。イランの大学での授業は全て英語で行われています。僕は現在在学している大学でも全ての授業が英語なのでなんとなくいけるかなと思っていたものの、イランにはイラン独特の英語のアクセントがあり最初の方は少し聞き取り、理解するのに苦戦していました。

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イラン伝統書道の授業。イランでは竹の先端を鋭く削ったものが筆として使われています。筆で文字を書いてみると黒板を爪で引っ掻いた時のような音が出るので苦手な人はとことん苦手かもしれません(笑)授業の最後には書道の客員教授でもあり、イランで3本の指に入る書家とも言われている教授に僕の名前を直筆で書いていただきました!重宝決定ですね、します☺️

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イスラム絵画の授業の風景です。写っているのはtazhib(タズヒブ)というイスラム経典のコーランなどによく書かれている文様絵画です。tazhibの特徴としては、左右対称が美とされている、柄が非常に細かい、幾何学や植物模様がよく書かれていることがあげられます。

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僕も実際にtazhibを描いてみました。これは基礎中の基礎で柄も全然細かくないんですけど思った以上に難し区だいぶ苦戦しました。(したのシャシャシャってなっているところは伝統的なtazhibとは全く関係なく『アレンジしたの〜』っと先生に言ったら失笑され評価はVery Goodをもらうことができませんでした爆笑)

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右側に写っている方が絵画のアスカリ先生、左側に写っている方はイランで有名な書家オーハンギャラン先生です。最後の授業ではJapanese Modern Artと称してぼくオリジナルの『私、実は知っています』と2年後に告白する少女の図を贈らさせていただきました。先生がとっても大切そうにファイルに収めているのをみて、嬉しく思うのと同時にあぁもっと真面目に描いておけば良かったと思ってしまった僕です(笑)

12:00a.m ランチ
1日の中でのオアシスです。時々楽しいかっこわらみたいな料理も出てきますが、大満足な毎日です。

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この日はチャーハンのようなものでした。かなり美味しくて食べすぎちゃいました。

1:00p.m 午後の授業開始
午後の授業ではイスラム世界とテロリズムの関係性についての授業がありました。こちらもまた詳しく述べて記事を僕の意見を踏まえて書きたいなと思っています。

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日本の連合赤軍の話も少し取り上げられていました。まさかイランで初めて日本について見るものが連合赤軍だとは思いもしませんでした(笑)

3:00p.m 授業終了→フィールドトリップ
授業が終わればそのままホテルに帰る日もあるのですがよくそのままフィールドトリップに出かけます。今まではQomのbazarやファーティマ廟やイラン革命の指導者旧Imām Khomeini氏邸を訪問しました。

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登校日1日目に訪問したファーティマ廟。あぁこれがイラン!と感じた感動は今だに鮮明に脳裏に刻まれています。イスラムの教えによると死者はメッカの方に向けて埋葬することが良いとされており、それゆえ礼拝をするモスクはメッカの方角にを向いて建てられます。

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すぐ近くにあったこちらのモスクは鏡でできており、その美しさには言葉を失いました。

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歴史的に有名なQomのbazar(イスラーム世界の市場)です。ここで何百年も前から商人が商品を売買していたと考えるととてもロマンを感じます。

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bazarにいたナイスキメ顔な鍋屋さんのお父さん。イランではどうやらマトリョーシカ的なダン!ダン!ダン!となっている鍋が流行っているようです(笑)

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超有名なペルシア絨毯です。ピンからキリまで、手織りから機械織りまで幅広く値段も変わる絨毯ですが、こちらは日本円で約50万円する絨毯でございます。知り合いが日本での転売を試みていました。うまくいけば3倍くらいには跳ね上がるそうです(笑)

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染色屋さんにお邪魔して屋上に行かせていただきbazarを上から見てみた図。普段なら絶対できないことですが写真に写っている同伴してくれた聖職者のおかげでVIP待遇を受けることができました。bazarを歩いていた時も住人や商人の人々が聖職者に握手を求めていたり、丁寧に挨拶をしていたので、本当にイランでは聖職者が人々に愛されておりrespectされているなと感じました。ちなみにこちらの聖職者Aghae,Baratiは毎回学校で僕を見かけると”Hello Kawaii Mr. Hiroshi! How are you?” と笑顔で挨拶してくれます。聖職者と言ったらちょっと固いイメージがあるかもしれませんが、僕が出会ってきたイランの聖職者はみんな親切でとってもフレンドリーでした。Baratiも例外ではなく本当に可愛いです、もう大好きすぎてこの写真を携帯の待ち受けにしました❤️

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bazarの一角の天井。歩いていたらいきなり遭遇しました。イランではこういうサプライズが多いので毎日が冒険、新しい体験にあふれており、全然飽きません!!

7:00p.m ホテルに帰宅、晩御飯
やっと長いようで短い充実した1日が終わりそうです。晩御飯を食べ終わった後は少し近くの公園を散歩して、1日の反省を踏まえたレポート、パーソナルな日記を書いて写真を整理したら

11:30 p.m 就寝

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ざっと僕のイランでの1日をまとめてみました!どうでしたか?
かなり充実している日々です。日本にいるときはよく多忙であまり余裕がない僕ですが、イランではある程度多忙なものの時間を見つけては公園に散歩に行ったり、ちょっと繁華街を探検してみたり、学校のお昼休憩時にガーデンで太陽を浴びたりとゆったりとした生活が送れていて、心身ともに安定しており日々幸せを感じます。この調子で残り約20日、体を壊さないことを目標に僕らしく頑張っていきます!いつも読んでくださってありがとうございます!何かあればなんでもコメントしてください!次回は世界の半分という文言でおなじみのIsfahanへtripしたときのことを書きます。お楽しみに!!

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