ひろしのイラン探検記

イラン留学していた時に本当のイランと出会いました。本当の暖かいイランを伝えたい、そんな一心で始めたブログです。

“Isfahan is half the world”

こんにちはひろしです。今回は前回の記事の最後に述べたように週末のIsfahan Tripの様子について書きたいと思います。
僕はツアーやガイドなど集団や細々と決められた時間に縛られながら行動することが嫌いなので今回の旅行は少し苦痛でしたが、それでもかつて世界の半分と言われていたイスファハーンはそんなことを忘れさせてくれるくらい良いところでした。
8:00a.m Qom⇨Isfahan

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約4時間の車旅でした。途中で地面に雪が積もっていて天気やばいって思っていたらいきなり快晴になったりしたりイランの気候は全然読めません(笑)

1:00p.m lunch

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僕はチキンを食べたんですけど写真を撮っていなかったので友達に写真をいただきました。これは羊のお肉のケバブです。ちょっと獣って感じのクセと匂いが人によってはきついかもしれませんが写っている見た目はオレンジだけど味はレモンのような酸味料をかけて食べればすごい美味しいです!イランに来た際には是非お試しを!

2:00p.m Naqsh-e Jahan Square(世界遺産イマーム広場)に到着

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“Isfahan is half the world” はまさしくここイマーム広場のことをさします。イマーム広場が非常に精密なアラベスク模様の青を基調としたタイルで覆われた荘厳な宮殿やモスクに囲まれていることからイスファハーンは世界の半分であるというように言われ始めたそうです。目の前に見える青色の大きなモスクは1638年に完成したイランで最も有名な建築物の一つだそうです。悲しいことに持ってきていた #goproの充電が切れていて渋々iphoneカメラで撮影しました涙

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Kakh-e Ali Ghapu(アーリ・ガープ宮殿)前から見ると二階建てですが、実は内部は5階建になっている宮殿です。宮殿の最上階には音楽の間がありました。ちなみに一個上の写真はここアーリ・ガープ宮殿のバルコニーから撮影しました。(ちなみにこの写真もiphone撮影涙)

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イマームモスクの中庭に入るとイーワーンというムハンマドが神様からメッセージをいただいたヒラー山を再現したと言われている建物があったので、充電が復活した#gopro でパシャり:)

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モスクの中にある主礼拝室のドームの天井。イスラム芸術の有名な繊細なアラベスク模様で装飾されています。少しはいいってくる日差しとの相性が抜群でした。本当に神秘的で荘厳な建物でした。今から400年前も昔の人がどうやって建設したのかすごい不思議です。

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突然豪雨が降ってきたので雨宿りがてらイマーム広場にあるbazarを探索してみました。以前はQom市にあるbazarを紹介したんですけど、イスファハーンのbazarは比べ物にならないくらい大きかったですし商人や人々で賑わっていました!!

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bazarの一角にて香辛料や豆、乾燥した木ノ実?果物を売っていました。

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なぜか分からないんですけど、この写真を見るといつもハリーポッターのベラトリックス・レストレンジの銀行の金庫を思い出します。金属器が二つに増殖しないか凍えて怯えています(笑)

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雨が上がったのでbazarから外に出てみるとそこには昼間とはガラッと雰囲気が変わったロマンチックなイマーム広場が広がっていました。中央に写っているのはイマームモスク。

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イマーム広場といえば大きな噴水が有名ですよね。いつもは沢山の観光客で賑わう噴水ですが、豪雨上がりのせいなのか人が少なくてラッキーでした!

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ここの噴水で写真を撮っているとイランの女性らしき人が僕の方に来て、『シーファンニー』とずっと片言で目をみながら言われました。最初なんのことかよくわからなかったんですけど僕は中国語がある程度理解できるので3回目くらいであ、中国語で『あなたのことが好き』という意味かとわかり少し嬉しくなりました(笑)人生できっと口説かれた?のはこれが初めてです(爆笑)

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雨上がりにイマーム広場で可愛い馬車に乗りました。50万イランリアル(日本円で約480円ほど)かかりました。今のところイランで一番大きな買い物です(笑)それでもなお運転手のおじさんは良い人でしたし、馬車で一周するイマーム広場は素晴らしいものでした!イマーム広場に行かれた際には是非馬車に乗ってみてください!

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雨上がりだったためお馬さんがビショビショでかわいそうでした(笑)風邪ひかないか心配です。

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夜のイマーム広場はライトアップしていてとても幻想的でした。
写真の後ろに写っているのはMasjed-e-Sheykh Loft-ol-lar(マスジェデ・シェイフ・ロトゥフォッラー)
アッバース1世の個人礼拝所として作られたモスク、そのため他の集団礼拝のために作られたモスクとは違い中庭やミナレットがないことも特徴です。

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Masjed-e-Sheykh Loft-ol-larの特徴は黄色を主体として装飾されたドームです。内部では窓から光が綺麗に差していて、とても暖かいドームでした。

7:30p.m Dinner

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Pizza❤️イランに来て久しぶりのジャンクフードでした。ピザって万国共通で美味しいんですね。I love 油 so much❤️

9:00p.m Khaju Bridge(世界三名橋ハージュー橋)

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イスファハーンといえばここに行かなきゃでしょ!の一つに入るハージュー橋。世界三名橋の一つであり、全長は133メートル、1666年サファビー朝アッバース2世により建造されました。ご覧のように美、壮大、映えでした。

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旅の最後は少し悲しいイランの現実を見たような気がしました。夜22:00過ぎに5歳くらいの男の子と7歳くらいのその姉が橋の上で泣きながら観光客にチョコレートを売っていました。人生で初めてchild laborを目撃しました。ガイドの人に『イランでは児童労働って許されているの?』と聞くと、『確かに好ましくないことではあるけど違法ではない』とおっしゃっていました。その後に『どこかの会社に雇われてやらされてるの?』聞いてみると、『違うと思う、多分家庭内で稼いでいる人が病で倒れているか、両親が離婚して女性の方に引き取られ経済的に困難であるから、生きるためにこの子達はこうやって働かなければいけないと思う。』とおっしゃっていました。色々と考えさせられました。また別の記事で詳しく『イランの男女格差』について個人的な意見を述べたいなと思います。 

 

10:30p.m Qomに帰宅
次の日に滞在しているQom市に用事があったので今回のイスファハーン訪問は日帰り旅行になりました。歴史も深く、世界遺産もたくさんあるこのイスファハーン、もっと長くいて沢山の場所を回りたかったなと率直に思いました。

 

イスファハーン、歴史がとっても深い都市でした。それと同時に普段はイランでとても宗教色の強いQom市で暮らしている僕にとってIsfahanの街は少し斬新でした。Qomの街では大多数の人々はイスラムの教えをこれでもかってくらい遵守しておりちょっと堅苦しい雰囲気があるものの、Isfahanではあまり堅苦しい雰囲気はなくすごく開放的でした。来週は首都テヘランに行く予定です。現地の人いはくテヘランアメリカっぽい都市らしいのですごく訪問が楽しみです。本日はイスファハーンについてまとめました!最後まで読んでくださりありがとうございました!また次回もお楽しみに!

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